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起動出来ないWindowsからデータを救出させる(データのサルベージ)

Windows自体が壊れて起動しない場合のデータ救出方法です。物理的にHDDが壊れていなければHDD内からデータを取り出せますがそれにはいくつかの方法があります。

HDDを外して別のPCに繋ぐ方法

PCのケースを開けてHDDを取り出す方法です。この場合起動しないPCを開けなければなりません。また小さなノートPCの場合は簡単にHDDを外すことが出来ませんので注意が必要です。当然ながら取り出したHDDを参照するために別のPCが必要となります。またこのHDDを接続するために使うコード類、もしくは外付けHDDケースを必要としますので初心者には敷居の高い作業になります。
作業の前に実際に自分が使っているPCにはどんなHDDが搭載されているのか調べておきます。標準的なHDDの大きさはディスクトップ型で3.5inch、ノートは2.5inchですがノートは特殊はHDDの場合もあるので注意が必要です。また接続方法も大切でIDE、もしくはsATAのどちらかですのでよく確認してください(最近のPCではsATA規格が多いです)。接続方法の違いにより必要なコード類も変わってきます。
  1. PCに繋がった電源ケーブル、キーボード、マウス等を全て外します。
  2. 保守点検マニュアル等(あれば)を参照しHDDの交換、取り外し等の説明に従いこれを取り外します。


    • 作業例、SONYのVaioノートから2.5inchHDDを外す。

  3. 取り出したHDDを接続ケーブル、もしくは外付けHDDケース等に接続させます。これらのケーブル、ケースでUSBが使えるものであれば作業は楽になります。

    • 市販のHDDケース、2.5inch IDE接続のものです。

  4. 別のPCにこのHDDを接続し必要なファイルをバックアップさせます。
  5. HDDを元のPCに戻しリカバリーさせます(もしくは新しいHDDを購入し取り換えてもいいでしょう、その場合取り外したHDDはそのまま外付けの増設HDDとして利用出来ます)。
    • 注)リカバリーデータがHDD内にある場合は必ずそのHDDをPCに取り付けてください、外付けHDDからリカバリーは出来ません。

CD起動のLinuxを使う方法

前記した方法はPCからHDDを取り出す、別のPCを使うなど非常に手間がかかります。それに対してCDで起動出来る各
Linux
を使ったバックアップの方法であれば意外と簡単にデータのバックアップが可能になります。起動に多少の設定が必要ですがそれほど難しいものではありません。必要なのはCD起動可能な各Linux、USB接続で使える外付けHDD、もしくは大容量のUSBメモリー等です。
CDで起動出来るLinuxは1CD LinuxやLiveCD Linuxと呼ばれ多種多様なものがありますが今回は安定して動作機種も多いUbuntu(8.04.2)を利用してみます。なおUbuntuは雑誌や書籍の付録にも付いてくる場合が多いのでネットに接続出来ない環境でも比較的入手しやすいものです。
  1. Ubuntuのサイトからイメージファイルであるisoファイルをダウンロードします。
  2. このisoファイルをCDライティングソフト等でイメージから書き込みを行います。
  3. Windowsが起動しないPCの電源を入れBIOS設定画面を呼び出します。
    • BIOS設定画面、VMware搭載のPhenixBIOS。
    • BIOS設定画面の開き方はPCによって異なります。多いのは電源を入れてすぐF1、F2キーを押すもの、Deleteキーを押すもの等です。起動時に画面上に表示される場合もありますがマニュアルで確認してください。

  4. BIOS設定からCDからの起動を選びます。

    • BIOS設定画面もPCによって異なります。一例では上部メニューからBootを選んでいます。
    • CD/DVD-ROM(もしくは搭載したドライブの製品名が表示されます)を一番上にすることでCD-ROM優先で起動します。

  5. UbuntuのCDを入れて再起動させます。
    • UbuntuのCDを入れて起動した画面です。一番上の”コンピューターに変更を加えないでUbuntuを使ってみる”を選択して起動させます。


    • 起動中の画面です。下のプログレスバーが左右に動作していれば問題ありません。

  6. 問題が無ければUbuntuのディスクトップ画面がでます。

    • 起動後のディスクトップ画面です。

  7. USB接続の外付けHDD、もしくはUSBメモリを刺し認識したのを確認します。

    • USBメモリを刺すとディスクトップ上にアイコンが出ます。今回は2GのUSBメモリを刺しています。

  8. 上部メニューバーから「場所」→「コンピューター」を選びます。
  9. クリックするとフォルダが開きます。例では「25GBのメディア」がWindowsのシステムになってます。
  10. あとはここからフォルダをたどり目的のファイルを外付けHDDもしくはUSBメモリへバックアップ、コピーします。
  11. バックアップが終わったらPCをリカバリーさせてバックアップしたデータをコピーし完了です。
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